2012年6月29日金曜日

MOOER Triangle big buff vs 1st Triangle big muff


こんばんは!
Hello,Yuto Oshiyama,I'm guitarist of swimwell from Setagaya.

と初期のニルヴァーナのライブ風に自己紹介したところで始めます。
初期のニルヴァーナのライブは若さ故の勢いが素晴らしく聴き応えがめちゃくちゃあります。元気も元気。
はっちゃけて愛おしいくらいの爆音演奏です。

個人的なおすすめは「Bleach of U4」かブリーチ再発盤のライブ音源です。
ロック好きな人は是非聴いてみてくださいな。片方ブート(海賊盤)だけど。









このギターソロはカート・コバーンさんのギタリストとしてのメロディの参考になります。
自分がライブで暴れてギターを弾かざるを得なくなったのも彼らのライブ映像を中1の多感な時期にみた影響が大きいのです。


で、本題に入ります。

昨今、猛威を振るう中華エフェクターでミニペダルシリーズを中華ペダルとしてはなかなかの値段で出しているパクリっぽくない唯一のメーカー(まぁベリンガーをパクりましたが)MOOERさんのTRIANGLE BIG BUFFをレビューします。

マフオタクの私としては、もうコイツが発表された時点で買うしかないな。
と思いました。ラムズのコピーは数あれど1st muffに絞った製品はなく、しかもマフサウンドでちびサイズ。使える音なら最高じゃないかボードにいれるのにヴィンテージだとでかいし、トゥルーバイパスじゃないし。

また、ネーミングやフォント、見た目もセンスがよいなあと思い(1stの細いフォントを上手に真似して納めている点やカラーリングとか) 値段も7000円程度だったので早速購入試奏しました。

弾きました。驚愕。
マジか。本当か。これは夢か。

ていうかなんなんだ。

というわけで驚いた理由はサンプルサウンドでお聴きください。
録音はいつものようにジャズマスター→POD HD(hiwatt 100)でライン録音です。



私の持っている1st君との対決サンプルです。最初がBIG BUFF 後が1st ヴィンテージトライアングルです。










嘘ですw。最初が1st ヴィンテージトライアングルでBIG BUFFが後です。
つうか気付くかこれ。くらいな音質の違いです。本当に最初は嘘なんですが嘘じゃなくても信じられてしまうような感じですよね、、。
たしかに違います。BUFFの方が音が明らかに若干硬いです。
がパーツの経年変化等を考えるとそこまでの違い(その若干の違いを求めて我々マフフリークはヴィンテージを追い求めるわけなんですがw)はなく、音の毛羽立ちや飽和感を上手く再現しています。

7000円台でこの音は破格です。サイズ的には最強ですしお薦めもお薦めの一押しエフェクターです。マフとはこういうものだとわかりたい方にうってつけです。

なんかMOOERの回し者みたいですがwいいものはいいのです。
値段に関係なく。それを実感しました、、。

http://swimwelltheband.blogspot.jp/2012/09/electro-harmonix-big-muff-pi-1st.html

最新記事にこの記事を含む今までのビッグマフの記事をまとめてみました。
よかったらご覧下さい。

swimwell 押山

2012年6月25日月曜日

electro harmonix Big muff pi 3rd ( rams head 基盤) ラムズヘッド だよ!全員集合(嘘)の巻

というわけで、嘘か誠か、、、。
ビッグマフのレビューです。このマフは見た目は3rdオペアンプ期なのですが、、、、。
実は中身はラムズヘッドというラムズとオペアンプの過渡期にあたるモデルです。


と、こんな感じでラムズヘッドでおなじみのEH3003基盤が使われています。
トランジスタもJマスキスさん愛用のラムズでおなじみでD.A.MのラムヘッドやBYOCのキットにも使われていた(と思います、多分)BC239Cです。

ただオリジナルのラムズとの違いはAC電源を増設したために電流から回路を保護する目的で無理矢理くっつけられたであろう一枚目の写真右下に見える、巨大なコンデンサーを搭載してるのが後期ラムズとの大きな違いです。

一説にはパーツや抵抗も多少変わっているみたいですが、とにかくヴィンテージのエレハモは適当でJさんですらマフは一つひとつ音が違う。みたいなことを言うくらいアメリカンにつくられていますので、まぁ出音はほぼ後期ラムズと同じと考えてよいと思います。

で音ですがいいです。さすがヴィンテージ。自分がイメージしているダイナソーのあの気持ちのよいディストーションファズサウンドにどんぴしゃりです。
(バイパス音はカスだけどね!!)

後々レビュー予定の初期ラムズや1stトライアングル,ronsoundよりもディストーション寄りの出音ですが音がやたらに太くゴーン!という感じで踏むと一気に音圧が上がります。
(ronsoundが近いかもしれないですがあちらの方がローが出て、こっちのがミッド寄りです。若干ですが。)踏んだ瞬間デストロイモードですわい。



ヴィンテージは個体差もあるのでいい買い物だったかなと思います。
顔がラムズじゃないと値段がガクッと落ちますからこの型はお薦めですよ!
(円高の今がチャンス!でも国内経済が心配!)

でもっていつものように適当に録ったデモも上げます。

ジャズマスター→POD HD(plexi 100)→真空管プリ→オーディオインターフェイスのライン録音ですたい。muff君は当然のようにサスティンフルのトーン真ん中、ボリューム適宜というセッティングです。途中色んな意味で狂ってますが気にしないで下さい。



ギターって本当に楽しいですね。
次もJOYO,マフ君の流れで行きます!!

あとアクセスが15000を突破しました、、。こんな趣味全開かつマニアックなブログをこんなに観て頂けていることに感謝です。
バンドの方も新しい展開に向けて必死こいて準備中です。
あとソロの音源(これはちゃんと真面目に弾きます!!いや、デモが真面目じゃないわけでないですが。)はバンドよりもフットワークが軽いので発表できたらなあーとか思っています。もし、興味があれば聴いて頂ければと思います。

ではでは良い夜を!

swimwell 押山


2012年6月24日日曜日

JOYO JF-04 JF-17 (JOYOのおっきい黒いヤツ)の巻


こんばんは!
が、最近JOYOが足りてねえぞ、コラ!!という声が聞こえるので(すみません、全然聞こえてないですね)。JOYOのでかくて黒いディストーション二機をレビューします。

骸骨のデザインがド派手(でダサイ)なJF-04 Highgain distortionは マーシャルアンプ、特にJCM900などの現代的なマーシャルサウンドをターゲットにAC/DCからメタリカっぽい音までつくれてしまうという代物です。
で、出音ですがたしかにマーシャル系のハイゲインディストーションで歪みの幅も広く、ディストーションサウンドが中々幅広く出せます。
扱いやすいので初心者のエフェクターとしては◎な感じです。でもオーバードライブ的なサウンドはあんまり出ないのでAC/DCは厳しいかもです。

もう一方のJF-17 EXTREME METALは某EH社のメ◯ルマフのガチパクリですw。
これは本家も持っているので間違いないです。
音同じ過ぎだろ。いかんて、いかんてー!!!と思いました。
最早サンプルサウンドなんて某EH社のものでいいんじゃないかくらいのもんです。
恐るべしJOYO。そしてどうしたらここまでデザインがださくなるんだJOYO。

てなわけで今回もサンプルを適当に録ってみました。
レスポール→POD HD(hiwatt 100)でライン録音ですたい。

まずハイゲインの方。


大きい個体なためか若干値段が高い(といっても3000円台ですが)ですが、まあこの値段でこのクオリティの音は凄いです。適当に録りすぎた感がありありですが出音の雰囲気はかんじてもらえるのでは。

で、メ◯ルマフです。






下は本家です。

もう笑うしかないですね。あ、あと久しぶりにメタルっぽく弾こうとしたらできなくなっていてショックでした、、。スレイヤーをコピーしていたあの日の情熱はどこへ、、。

明日は変わり種のヴィンテージマフをレビューします!
がんばった、オルフェーヴル!!さよならー


P.S 両方ともトーン関係のつまみの可変幅は広く、デモでは12時ですがドンシャリったりして、色々遊べますよ。

swimwell 押山

2012年6月20日水曜日

ronsound hairpie classic

こんばんは!お久しぶりです。
マフ系をがつがつレビューすると言いつつ、仕事の多忙ぶりに放棄していました、、。
しかもシューゲイザーで現実逃避していました。

クロスビートのシューゲディスクガイド 200のほぼ全てを聴いていたことに驚愕しました。恐ろしやー。


でもって今回紹介するのがこのエレハモの歴史研究家でもあるロンさんが渾身の力を込めて制作している(はず)昔のラムズをモチーフにしたマフクローンがこのhairpie classicです。でもってこのhairpie,あの世界屈指のマフオタギタリストのJ.masicis仙人が最近のインタビューでお気に入りに挙げていてオーダー待ちも凄いあり、とにかく音が良いものということで買ってみました。

先日ヤフオクを見ていたら20000円以上の値段がついていてビックリですが、13000円ほどで直接購入できます。でも待たされます。

Jさんのお墨付きということもあるのか私は注文して、送金後2ヶ月待たされました、、。
おーい。いつ送ってくれるのーとメールを何度もしてしまいました、、。
せっかちはダメですね。 でも無事に届き、サウンドを出すことができました。

そのサウンドは、、、、。

実に忠実に扱いやすくヴィンテージなマフの音色を再現した素晴らしいものでした。
ダイナソーやマイブラ弾くにはもってこいです。

あとヴィンテージと違ってトゥルーバイパスなのは非常によいです。
これはマフコピー全般に言えますがヴィンテージは通しただけで音が枯れます。
しかもあまりよろしくない方向に。なのでronsoundは非常に実用的ですね。

特にトーンの利き方やファズっぽい適度な飽和感といいますかブチブチがあるため、とても弾いていて気持ちがよいです。中音域の膨らみ方がとてもいい味を出しています。

でもってやっぱり爆音で鳴らすのがいいですね。
そしてこんな音ですからトランジスタはNOS(New Old Stockの略、デッドストックの意味)かなあとか思ったのですが中を見ると、、、。


そんなこともなく、高品質なパーツを上手く使ってこの音質に仕上げている感じです。で、驚いたのはトランジスタ。マフ系で初めて見たんですがMP2222Aというものが入っています。ごく一般的なトランジスタのようなのですがコイツが肝なのか非常に歪みがスムーズです。

まぁ百聞は一見にしかずというわけですから、サンプルです!


ジャズマスター→POD HD(Super lead 100)→ハーピーで録りました。
トーンは最初が真ん中、次が左に一杯、そんでもって右に一杯、で真ん中に戻るという感じです。トーンを上げるとかなりヒステリックな歪みかたになります。


で同じセッティングでトーンを真ん中にしてマイブラっぽく弾いてみました。
リバーブとか一切なしですが中々に近いサウンドではないでしょうか?
弾いていて楽しい、、。

というわけで今回はronsoundのhairpieでした。
J仙人が気に入るのもわかるクオリティでした。また、ライブ時の持ち運びや壊れにくさ等を考えるとこういう良質なヴィンテージコピーは人気が出るのもよくわかりますね。

めちゃくちゃ待ちますがお薦めの一品ですよ。

swimwell 押山