2013年1月26日土曜日

Devi Ever Rocket & Devi Ever Shoegazer









デ、で、出、Devi Ever !!!!!!!
だ!このやろー!!

といういわけで今日も行きます。Devi Ever特集。
なんで昨日やらなかったって?それは、、寝てしまったからさ!!

あ、はい、素直に謝ります。すんません、、。

というわけで(どういうわけだよ。)今回もやります、Devi Ever。

Devi Everとはアメリカは北西部オレゴン州のポートランドに拠点を構える、主にぶっ飛んだ音のファズをメインにつくっているエフェクターメーカーである。

ビルダー、設計者のDevi everさんは現在は女性ですが、以前は男性だったそうな。
代理店の人は性別が変わってて、大層驚いたらしいです。(そら、そうよ。)

そんでもって、Devi Everはラインナップの9割はファズという素晴らしいメーカーです。
(個人的に)ここ数年、著名なアーティストの使用によりハンドメイド系のメーカーでは非常に有名なメーカーになっていて一時期は入荷待ちが当たり前という状況でした。


主な使用アーティストには
My Bloody Valentine

Smashing Pumpkins


Wilco(主にNels Cline)

Sigur ros

などなどたくさんのオルタナティヴなバンドのギタリスト達に使われているメーカーなのです。詳しくは今回紹介する2機種の紹介ページを参考にしてみてください。

錚々たる面子が並んでます。すげえな、、。
http://www.deviever.com/fx/rocket/
http://www.deviever.com/fx/shoe-gazer/

今回はそのDevi Everの代表機種であるRocket と Shoegazerをレビューして行きます。
時は来た!それだけだ。

で、なぜコイツを手に入れたのかというとやはりあれなんですわ。
でRocketをビリーが紹介していたのと

Kevin Shieldsのメイン機がShoegazerという噂を聞きつけてのもの。
相変わらずのオルタナミーハーぶりを発揮してますね、、。ええ、、。

というわけで

Rocket


Shoegazer






早速レビューして行きます。

この二機種に共通するのはDevi EverのSoda meiser というファズが搭載されている点。
このファズを基に同社のVintage Fuzzmasterとカオススイッチ、トレモロを加えたのがRocketで、Tones peakerというファズを加えたのがShoegazerというわけです。

早い話が内部で二つの爆音ファズを直結させているわけです。
ファズなんて二台使う方が珍しいのに、なんたることでしょう。
信じられませんね。最高です。

ちなみにSoda meiserは強烈に暴れる太い音のスタンダード(?)なファズで、ビッグマフがあのサスティンを保ったまま、ウオッカを飲み過ぎてベロベロになって暴れてしまったような音です。Devi Everのファズの中では使いやすく、ここぞという迫力や音圧、音の伸びを出したい時に使えるいいファズです。



でまずは、Rocketです。
コイツは上記した説明を見てもわかるようにファズ二つに色々とオマケが付いています。
まずカオススイッチ。これをオンにすると歪みが激しくなり、音が発振します。
ギターの音を字の如くカオス(混沌)そのものの強烈なノイズの嵐に変化させます。
 
そしてトレモロ。このトレモロは単独使用はできず、必ずファズと一緒にかかります。
速度調整という便利なものは付いていません。
音の途切れるパターンが2つあるのみです。

その音は極悪というか傷だらけで音飛びばかりしてしまい、まともに聴けない古いレコードに無理矢理針を落としているような壊れた音になります。
壊れかけのレディオではなくこのラジオ壊れてますよ!電気屋さん!!くらいの勢いです。

ただ、このブチブチぶっ壊れトレモロの音は他の機種では味わえない独特の音です。
ていうかこんな音をつくろうとするエフェクターメーカーなんてココ以外ないです。
だって目的がわかりませんもの。ええ。

使いどころは不明ですが、私もこの音が大好きです。
さてさて百b(ry
今回のサンプルはクリーン→Soda meiser→トレモロ1→トレモロ2→カオスとなっています。


なんて阿呆な音なんだ、、。
ノイズ好きにはたまりませんな、、。


続いてShoegazer。これはマル八ブログさん(http://maruhatch.exblog.jp/8983533/)や、代理店のギズモミュージックさん(http://www.gizmo-music.com/?pid=38349318)にも詳しい解説がありますので、そちらを参考に。

という感じで若干逃げて、個人的なレビューを書くと意外と使いやすいんですね。
コレ。今回のわたしのサンプルは爆発的なほぼサスティンフルでマイブラッディな鳴らし方をしていますが、


 
この動画にもあるように特にTones peaker側はゲインを絞ったクランチ気味のファズトーンもいいんです。

Devi Everの製品をかなりの数持っていましたが、傾向としてかなりの振り幅で歪みが調整出来ます。もうなんかあっちの世界まで行くことも出来れば、歪みを絞ればクランチ、でもって意外と音程感が崩れないでサスティンは無限大。

ただ、ぶっとんだ音が出るだけではなく、非常に実用的な音も出せる上でぶっとんだ音もつくれるのがこれだけのミュージシャンに支持される理由ではないかなと思います。

でも私はぶっとんだ使い方しかしていないのです、、。
わはは!!

というわけでサンプルです。クリーン→Tones peaker→Soda meiser→両方→両方のTXTノブをフル。という流れです。



いかがでしたでしょうか。Devi Ever特集。
個性的でぶっ飛びつつ高品質な音のファズをつくり続ける拘りのあるメーカー。
こういう音をつくり出すメーカーさんがあると音楽が楽しくなってきますね。
優等生ではなく、個性際立つクラスメイトで、でも意外と成績もいいみたいな存在ですね。わかりづらいか、、。

でも、この存在感がオルタナの大御所を引きつけている魅力の大きなところを担っているのだなと強く感じます。

スイッチを踏む時にびっくり箱を空けるような感覚があって最高に楽しいです。
でも、たまにメンバーに怒られます。


ファズの設定には注意しつつ、個性的な音も楽しみながらバンドに取り入れて聴く人に届けられればな〜なんて思います。

次はきちんと金曜日に更新します!きっと。

swimwell 押山




2013年1月18日金曜日

Devi Ever Dream Mangler






こんばんは!新年が始まり、とにかく寒いですね。
こんな寒い日には暖かい熱燗が最高ですよね。飲みたいな、、、。

あと、やっぱり寒さを吹き飛ばすといえばファズですよね。

踏んでしまえば、あら不思議、轟音の世界が広がり、その熱い(厚くもある)やかましい音が耳を通じて心を暖めてくれます。

多分。いや、きっとそうです。そうに違いありません。

というわけで“Devi Ever Dream Mangler”です。
あのMy Bloody ValentineのKevin Shieldsの足元にあることでも有名(?)なファズであります。






また、このファズは知る人ぞ知る有名ファズメーカーである
Devi ever(http://www.deviever.com/fx/)によって制作されたモノであります。

同社のDisaster FuzzとVintage Fuzz Masterを2 in 1させた挙げ句、オシレーター(ピーとかプーとか持続音のノイズが出る回路)や歪みにノイズを加えるスイッチを加えた挙げ句、真ん中のジョイスティックをグリグリすることで二つの歪みを混ぜ、音塊を自由にズゴゴゴと言わせることの出来る素晴らしいエフェクターなのです。

え、意味が分からない?
私もです。ええ。

百聞は一見に如かずというわけで、いつものようにサンプル音源を録りました。
ジャズマスター→ Dream Mangler→POD HDのセッティングです。


トグルスイッチ(オシレーター、カオス、ノイズ)は切っての音源。
クリーン〜vfm~df~二つのファズをオン〜ジョイスティックの流れで演奏してます。
なんだ、この音的なw。


トグルスイッチ(オシレーター、カオス、ノイズ)を全てオンにしています。クリーン〜vfm~df~二つのファズをオン〜ジョイスティック〜トグルスイッチを切り替えながらのジョイスティックの流れで演奏しています。ズゴゴ〜、ピッー!!!
とぶっとい光線のような音が出ています、、。

いかがでしょうか?いやあ気持ちよく突き抜けたエフェクターだと思います。
ただ、DeviEverというメーカーが凄いのはビルダーのdevi女史が以前は男だったとか、何か宣伝用のVに出てる彼女が意外に奇麗で羨ましかったりであるとか、、、、。

ってそうではなくて、実は最初の音を聴いて頂ければわかるように飛び道具としてだけでなく、特徴的な音のするファズとしても扱える点にあります。

と言っても汚し系のマニアックな音ではあるのですが音程がわかるギリギリのところで鳴ってくれるので使いやすい汚い音という唯一無二の存在感があるわけなんですね。
コイツには。

そして、ジョイスティックを操れば、このファズそのものが楽器のように吠えるというファズ好き向きのぶっ飛んだバランス感がいいんです。

褒め言葉になっているか微妙な文面になりましたがコレは褒め言葉です。



多分私が思うにケヴィンさんはYou made me realizeのノイズパートで使われておられるのでしょう。



 ズゴゴゴ〜っというノイズが好きなあなたにお薦めなDeviEver Dream Manglerでした。

廃盤なのが玉にキズですが見かけたら試奏してみると今まで見れなかった別の世界に行けるかもしれません(笑)。

次はそんなDeviEverの代表2機種をレビューしたいと思います。
また覗いてみて下さい。

swimwell 押山
 

2013年1月11日金曜日

2013年 今年もよろしくお願いします。






というわけで新年最初の記事です。
12月は色々バタバタのガタガタになってしまい、記事が書けずにいました、、、。

さて、今回は新年早々とんでもなくhi-rockさん達との阿呆なBigmuff集まりがありまして、




こんな感じで大量の歴代マフを並べ、爆音と轟音を出し続けるだけの新年会をしました。

これが私のマフコレクションで

これがhi-rockさんのコレクション
ラムズヘッド(しかも時期違い)が3台なんて楽器店でも中々お目にかかれません。

最後はギターも繋げずにマフだけで演奏するという暴挙に出ました。


意外と激しく重い轟音が出て来ることが判明しました。
目には目を。ビッグマフにはビッグマフを。
ついでに一緒に入っていた仲間にもマフだけで演奏してもらいました。





どうやっても轟音再生機になる素敵で無敵なエフェクターがBig muffであります。
Sunn o)))に負けまいと爆音を出し続ける奇妙な新年会。

しかし、この轟音が我々に明日への活力を与え、未来へと前進させる力を宿してくれるのです。きっと。

そんなわけで次回は現代の爆音、轟音を語る上で避けられないとあるメーカーのファズを
レビューして行きたいと思います。

ヒントは男の人だったけど女性に変身した人がビルダーの会社です。

次回もお楽しみに!(してくれたら嬉しいです。)

P.S あとバンドとは別にソロでビッグマフの歌をつくっています。
  出来たら公開するのでよかったら聴いて下さい。

swimwell 押山